- ナヴァング・ヴラン
- ◇ジャワ島
月の女神。 - なきさわめ(泣沢女、啼沢女)
- ◇日本
イザナミが亡くなった時に、イザナギが流した涙より生まれた。 - ナントスウェルタ [Nantosuelta]
- ◇ケルト
その名は「曲がった小川」といったような意らしい。
スケルスの配偶者。 - ナンナ
- ◇北欧
光の神バルデルの妻で、無垢と純潔の女神。 - ナンムー [Nammu]
- ◇メソポタミア シュメール
海の女神。 - ニケ [Nike]
- ◇ギリシア
勝利の女神。ローマではウィクトリアと同一視。 - ニタツ・ウナルベ
- ◇アイヌ
湿原に棲む鬼女。 - ニュクス [Nyx]
- ◇ギリシア
夜の女神。 - ニュムペ(ニンフ)
- ◇ギリシア
自然の精霊や、特定の地の守護精、妖精や女神である乙女達。
複数形はニュムパイ。以下のような種類がある。
- ナーイアス(ナイアデス) :泉、河川
- ネレイス(ネレイデス) :海
- オレイアス(オレイアデス) :山
- ナパイアー(ナパイアイ) :谷
- アルセイス(アルセイデス) :田園
- ドリュアス(ドリュアデス) :木(ナラ)
- ハマドリュアス(ハマドリュアデス):森
- メリアス(メリアデス) :木(トネリコ)
- ニンシュブル [Ninshubur]
- ◇メソポタミア シュメール
イナンナの秘書 - ニンニル
- ◇メソポタミア シュメール
大地と大気の神エンリルと結ばれ、月の神ナンナを生んだ。 - ヌート [Nut]
- ◇エジプト
天空の女神。
太陽が夕方彼女の口から入り、夜間に体の中を通り抜け、翌朝再び誕生する。 - ネイト [Neith]
- ◇エジプト
下エジプトにある都市サイス由来の古い女神。
二本の矢が交叉した図をそのシンボルとする。
彼女は狩猟の女神であり、狩人の武器を祝福したりもする。
古くは獣界の女王であったとも推測される。後の時代になると、太陽神ラアの母とみなされ、
祭りの際には、彼女の像が陽光にさらされたという。また、交叉矢は、女性のリビドーを表すともいわれ、
性の女神ではないかという説もある。 - ネクベト
- ◇エジプト
禿鷲の女神。
上エジプト第三ノモスの都市ネケブの守護女神。
その名は都市名ネケブの女性形である。
後に上エジプトの国家女神となり、下エジプトの国家女神であるヴァジェトと対比される。 - ネケッシタース [Necessitas]
- ◇ローマ
必然の女神で、ギリシアのアナンケーと同一視される。 - ネネト
- ◇エジプト
原初の混沌より生まれた八神(オグドアド)の一人。
「深淵」の女神。 - ネハレニア [Nehalenia]
- ◇ケルト
ネーデルラント北海岸 コーレインスプラント、ドムブルフにある二つの寺院の主神。
ただし、これらは現在海中に没している。
北海を渡る旅人達を守護し、商売の成功を助ける。 - ネフティス [Nephthys]
- ◇エジプト
ヘリオポリスのエネアド(九柱神)の女神のひとり。
イシス・オシリスの妹で、セトの妻。 - ネブローエール [Nebrôël]
- ◇グノーシス系 マニ教
闇の王の息子アシャクルーンもしくはサクラの配偶者であり、
アーダーム[Adâm]とハヴァー[Hawwâ](エヴァ)を生んだ。
ペルシア語で“ゲーフムルド”という。 - ネメシス [Nemesis]
- ◇ギリシア
義憤・復讐の女神であり、逃れ得ぬ天誅の下し手。 - ネルトゥス [Nerthus]
- ◇北欧
タキトゥスの「ゲルマニア記」にて詳しく述べられている。
平和と豊穣を司る地母神。その名はヴァン神族の豊饒神ニヨルドの女性形という説があり、
この女神はニヨルドの配偶者、もしくは女性化したものとされている。
ということは、フレイ,フレイアの母ということになるかも知れない。彼女を崇拝する部族をネルトゥス八族と呼称する。
[Langobardi,Reudigni,Aviones,Auglii,Varini,Eudoses,Suarines(Suardnes),Nuithones] - ネレイス
- ◇ギリシア
複数形はネレイデスといい、海老ネレウスの娘達。 - ノートル・ダム [Notre-Dame]
- ◇フランス
フランス語女性名詞で聖母マリアのこと。
また聖母像を指す。以下 その例
- ノートル・ダム・デュ・ロミジェ:「茨の聖母」
- ノートル・ダム・ラ・ブリュンヌ:「黒褐色の聖母」
- ノートル・ダム・デュ・ボン・エスポワール:「善き望みの聖母」
- ノルン [Norn]
- ◇北欧
○複数形ノルニル[Nornir]
ヨツンヘイム(巨人の国)からきた三姉妹。
運命を司る三女神であり、オーディンですら逆らい難い存在である。
彼女らの到来により、 神々の黄金時代は終焉を迎える。世界樹ユグドラシルの根の下の湧く泉のそばに住みつき、ユグドラシルの世話をするようになる。
よって、この泉はウルザンブルン(ウルドの泉)という。●ウルド [Urðr]
長女。「過去」、「運命」。
元来は「織姫」の意であり、転じて「運命、死」となった。
●ベルダンディー [Verðandi]
次女。「現在」、「必然」。
その名は「生成する者」を意味する。
●スクルド [Sculd]
三女「未来」、「存在」
その名は、「税、債務、義務」などを意味する。
時には、ヴァルキリーの一員として、
他のヴァルキリーを率いて、戦場を飛び回ることもある。この三姉妹の他にも無数のノルニルがいて、
その出自も様々であり、神族・人族のみならず、妖精族、小人族出身のノルンもいる。
また、善良なノルンや邪悪なノルンがおり、
その性格により、被加護者の運命が左右されてしまう。リヒャルト・ワーグナーの「ニーベルンゲンの指輪」においては、
オーディンとエルダの娘達という設定。