ガイア(ゲー)[Gaea,Gaia,(Ge)]
◇ギリシア
大地の化身で神々の母。

かしょ(華胥)
◇中国
伏羲の母。
実は無名だが、華胥氏の国に住んでいたので【華胥】と呼称されている。
雷沢という沼に行った時に、
沼のほとりにあった巨人の足跡を踏んで妊娠した。
その後、成紀という所へ行き出産して、伏羲と名付けた。

カチナウト
◇シベリア カムチャッカ半島 コリャク族
創造者テナントムワンの息子 エメムクットが
行方不明になった弟ケスキナクを探す際に
手助けして 後に彼と結婚した

ガトゥムドゥグ
◇シュメール
シュメールに数多くいた女神の一人。
後に、アッカド、バビロニアにおいてイシュタルに吸収統合される。
おそらく、豊饒系か、地母神であっただろう。

カボ・マンダラット
◇オセアニア
象皮病という病気の女神。
椰子の木ほどの太さの足を持つ巨大ヤドカリの姿をしている。

カムルシェパ
◇小アジア ヒッタイト ハッティ族
癒しの女神

カーリー
◇インド
シヴァの別名の一つに“マハ・カーラ”というのがあり、
これは、仏教を通じ本邦において、“大黒天”となる。
“マハ”は「大」の意、“カーラ”は「黒」の意。
“カーラ”は他に「時」の意味もあり、破壊を象徴する。
この“カーラ”の女性形が“カーリー”である。
よって、“カーリー”とは、「時の化身である黒き女」。

カリアッハ・ヴェーラ
◇ケルト スコットランド
冬の女神

カリオペ [Calliope]
◇ギリシア
ミューズ九女神の一人で、雄弁・叙事詩を司る。

カリス [Charis]
◇ギリシア
美と優雅の女神たち
生きとし生ける者全てに喜びを与える女神
  • タレイア[Thaleia]  「花の盛り」
  • エウプロシュネー[Euphrosyne] 「喜び」
  • アグライアー[Aglaia]  「輝く女」
  • カレー[Kale]  「美女」
  • アウクソー[Auxo]  「成長させる女」
古くはメンバーは不定だったが
ヘシオドス以降 最初の三人に固定された
○複数形 カリテス[Charites]

カレー [Kale]
◇ギリシア
カリスの一人。

カルデア [Cardea]
◇ローマ
扉のちょうつがい(蝶番)の女神で、家庭生活の守護神。

カルナ [Carna]
◇ローマ
健康の女神

カルポー [Karpo]
◇ギリシア
ホーラーの一人。

ガンガー
◇インド
ガンジス川の女神

カンドゥモ
◇チベット
その名は「空を飛べる女神」の意であり、漢字で“空行母”と表記される。
インドのダーキニーのチベット版である。

◇シュメール
その名は「大地」を意味する。
全ての神々の母ともいわれる。
天の父神であるアンとの間に大気の神エンリルが生まれた

キキーモラ
◇ロシア
家の中に出没する妖精。
地方によっては家の精霊ドモヴォーイの妻とされることもある。
糸紡ぎ、機織り、編み物などの手仕事を好み、
家の人が寝静まった夜中に現れて糸紡ぎなどを始めるが
大抵はもつれさせたりして台無しにしてしまうという。

キップ=テュッチョ
◇フィンランド カレヴァラ
病気の女神

キルケ [Kirke]
◇ギリシア
Aiaie島に住む女神

キュベレ
◇小アジア アナトリアの
プリュギアのペッシヌースを中心に崇拝されていた山や森林の女神。
後にギリシアに入り、レアーと同一視された。
さらに、B.C. 204にローマに入りマグナ・マーテル(偉大なる母)と呼ばれた。

クー [Kuu]
◇ウラル=アルタイ
月の女神

グナー
◇北欧
フリッグの使者 情報収集担当
そよ風の擬人化ともいわれている。
Hofvarpnirという馬に乗る

クナウ・ノンノ
◇アイヌ
[クナウ=福寿草、ノンノ=花]
雷神の末娘で、霧の女神。

クマーリー
◇ネパール、インド
選ばれた少女を神格化して崇めること。

グーラー
◇アラビア
食屍鬼グールの女性形。

クリンバ [Krimba]
◇スラヴ
家の女神
主にボヘミヤにおいて崇拝される

グルヴェイグ [Gullveig]
◇北欧
その名は「黄金の酔」といったような意味。
ヴァン神族の一員であり、フレイヤの別名ともいわれる。

ある時、アスガルドに訪れ、アース神族たちに、
三度も槍で突かれ火で焼かれたが、三度とも蘇っている。
これは、グルヴェイグが黄金でアース神族らをたぶらかそうとした為、
あるいは、逆にアース神族らが欲にかられたためといわれている。
そして、この事件は、両神族間戦争の引き金となった。

クレイオー [Clio]
◇ギリシア
ミューズ九女神の一人で、歴史を司る。

クロタ
◇ケルト
クライド河の名祖である「浄め」の女神

クロートー[Clotho]
◇ギリシア
モイライ(運命の三女神)の一人。
人の運命の糸の「紬手」

クンダリニ
◇インド タントラ
「とぐろを巻く女」の意。
リンガ(性器)の周りでとぐろを巻いている蛇。
シャクティの一種。

ゲヴユン
◇北欧
農業の女神

ゲヴィオン
◇北欧
乙女神で 愛を知らずに死んだ者が仕えている

ゲシュティンアンナ[Geshtinanna]
◇メソポタミア シュメール
その名は「天のぶどう」を意味する。
ドゥムジ(セム語名:タンムズ)の姉。
ドゥムジはイナンナ(セム語名:イシュタル)の配偶者であり、
彼はイナンナが冥界より帰還した後、 その代償として冥界へと連れ去られた。
それを知った姉のゲシュティンアンナは、
今度は自分が弟の身代わりになると申し出て、
姉弟がそれぞれ半年ずつ冥界に留まるようになった。

ケレス[Ceres]
◇ローマ
穀物を司る豊穰の女神
ギリシアのデメテルと同一視

コアトリクエ [Coatlicue]
◇アステカ
「大蛇を裾に卷く女」
蛇の女神
大地と人類の創造の女神
アステカの部族神ウィツロポチトリの母
アステカでは大地は全て女神のもので
個人の所有物ではないとしている

コウェンティナ [Coventina]
◇ケルト
ハドリアヌス帝城壁上のカラブラフ城塞の
聖なる泉水井戸を司る

こかくちょう(姑獲鳥)
◇中国
子供を拐かし 己のものにしてしまう 妖鳥。
羽毛を身に着けると鳥、脱ぐと人の姿になる。
天帝の娘であるので“天帝少女”、
主に夜間に行動するので“夜行遊女”とも呼称する。

一説によれば、頭が九つあり、九頭鳥,鬼車,鬼鳥 などともいう。
もとは十頭あったのが、犬に一つ喰われてしまった。
その傷痕からはつねに血が滴り落ちており、
その血を、子供をさらう前に衣服につけておき、目印とする。
また、このせいで彼女は犬が苦手とするようになったらしい。

コビン
◇ポリネシア ギルバート諸島
父ナルアウと共に天地を創造

コヨルシャウキ [Coyolxauqui]
◇アステカ
「黄金の鈴」の意 月の女神
コアトリクエの娘

コリュバース
◇ギリシア
ヘカテーに仕える狂乱の巫女達。

コールガ
◇北欧
海の神エギルとその妻ラーンとの間に
生まれた九人の娘達の一人。
彼女らは波の化身である。

コレー
◇ギリシア
「乙女」の意で>ペルセポネの別名

コンコルディア [Concordia]
◇ローマ
ローマの市民や諸団体の和合一致の象徴